4月例会感想
- 2012.04.13 Friday
- 05:02
【原:記】
桜もすこしずつ咲き始め、
会場ちかくの芦屋川はさくらまつりでにぎやか〜。
4月例会参加は19名でした。
私は予習もせずすこし遅れて参加。
前半は昭和11年6月号。今号担当者は石動敬子さんでした。
私が面白く読んだのは、諏訪望(静塔)の「ブラジル移民の歌」という文章。
「ホトトギス」雑詠に掲載された、移民生活を詠んだ句を示し、
「移民の絶望、悲嘆の心理で貫かれた移民生活の実際が、赤裸々に
リアルな姿で表れず、日本の風土に育まれた諷詠諦観の態度で
作品化すると云ふのも当然なことかもしれない」
「強烈な南米の色彩も無ければ、移民の切実な生活意識の裏打ちもない」という。
ここでは、それ以上の、たとえば新興俳句ではどんなふうに詠むのか
というところまで書かれていないのですこし残念でしたが、
この後、戦争俳句で新しい俳句世界を確立しようとする静塔らの意気込みが
感じられる文章だなあと読みました。
前半、いろいろと意見が出て後半の時間が足りなくなってしまいましたが、
7月号を堀本吟さんがまとめてくださいました。
今号の特集は「生活意識について」。
「土上」の古家榧子の「新興俳句と生活意識」という文章、私には極端な
ように感じられました。
白泉ら「句と評論」が「反現実的傾向を助長する」ことを危惧されていました。
生活意識と詩情をどのように両立させるか、ということが、もっと書かれていれば、
と思います。
あとは、時間がなくて飛ばしてしまった、波止影夫の「田園生活俳句のために」も
面白く読みました。
夕方に別の待ち合わせがあって、早退するはずだったのに、
結局最後まで居てしまった。
来月は、2次会までいけるといいなあ。
桜もすこしずつ咲き始め、
会場ちかくの芦屋川はさくらまつりでにぎやか〜。
4月例会参加は19名でした。
私は予習もせずすこし遅れて参加。
前半は昭和11年6月号。今号担当者は石動敬子さんでした。
私が面白く読んだのは、諏訪望(静塔)の「ブラジル移民の歌」という文章。
「ホトトギス」雑詠に掲載された、移民生活を詠んだ句を示し、
「移民の絶望、悲嘆の心理で貫かれた移民生活の実際が、赤裸々に
リアルな姿で表れず、日本の風土に育まれた諷詠諦観の態度で
作品化すると云ふのも当然なことかもしれない」
「強烈な南米の色彩も無ければ、移民の切実な生活意識の裏打ちもない」という。
ここでは、それ以上の、たとえば新興俳句ではどんなふうに詠むのか
というところまで書かれていないのですこし残念でしたが、
この後、戦争俳句で新しい俳句世界を確立しようとする静塔らの意気込みが
感じられる文章だなあと読みました。
前半、いろいろと意見が出て後半の時間が足りなくなってしまいましたが、
7月号を堀本吟さんがまとめてくださいました。
今号の特集は「生活意識について」。
「土上」の古家榧子の「新興俳句と生活意識」という文章、私には極端な
ように感じられました。
白泉ら「句と評論」が「反現実的傾向を助長する」ことを危惧されていました。
生活意識と詩情をどのように両立させるか、ということが、もっと書かれていれば、
と思います。
あとは、時間がなくて飛ばしてしまった、波止影夫の「田園生活俳句のために」も
面白く読みました。
夕方に別の待ち合わせがあって、早退するはずだったのに、
結局最後まで居てしまった。
来月は、2次会までいけるといいなあ。