7月例会どうでした?

  • 2012.07.19 Thursday
  • 09:30
 【原・記】

残念ながら今月も参加できなかった原です。
みなさんとは感想を述べあえなかったのですが、
新谷さんが、例会のレジメ(発表者:小寺さん)を送ってきてくださったので、
それを見つつ、今号を読んでみた感想をすこし書いてみようかと思います。

その前に、綿原さんから7月例会の感想が届きました。

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【綿原さんより】

今号の俳論は「風刺俳句待望論」(中山凡流)が切り口の奇抜さで一番です。


中山は京大俳句内のペンネームかもの心配がありましたが、
ネットに
・昭和58年 新泉北新聞(?)「新泉北むかしばなし〈81〉郷土
史家 中山凡流」や、

・堺輪業協会五十年史―堺の自転車物語 (1984) /中山 凡流

などの記述があり、堺の人のようです。1915-1993。

 

〈現代社会情勢は高度のファッショ化に進みつつありあらゆる自由を認めな

い、批判の対象となることを欲しない〉
風刺俳句がこの矢面に本気でたてるか疑問ですが、新興俳句の方向付けの一模索ともとれます。

 

前半の米田さんの満州での俳句誓子・虚子・たかしの比較は理論抜きで実感できました。

新興俳句の新しさでしょうか。満州朝鮮の地名と地図があればもっとわかりやす

かったかも。

会員俳句は数人ですが、三角点はすごく盛況で121月からの自由苑作家誕生直

前ということでしょう。

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私は、「風刺俳句の待望論」は、文章が難しくて…。
なぜ俳句で風刺を? というところがよく理解できなかった。
ただ、この時勢に「風刺」するというのは、相当覚悟がいっただろうなと。
(戦時中の風刺と聞いて思いだす鶴彬の「手と足をもいだ丸太にしてかへし」は1年後の昭和12年11月発表でした)

この年の9月に篠原鳳作が亡くなっていて、梶谷さんが参考資料としてご用意くださった「天の川」昭和11年11月号は、鳳作追悼号になっています。しかし「京大俳句」は、三鬼と静塔が短い文章を寄せているだけですね。それから会員集に三鬼の「鳳作の死」と題した3句。
もうすこし触れているかと思っていたのに。
(今回は「天の川」の方をしっかり読んでおいたほうがいいのでは…?)
鳳作の作品は、いつまでもみずみずしくて、素敵ですね。

今号は、たしかに「三角点」(投句欄)が熱く感じました。仁科海之介、須永勝、仁智栄坊、古川克己、上島泉、堀内薫など。
栄坊の「戦闘機ばらのある野に逆立ちぬ」は、もうすこしあとの、戦火想望俳句が盛んなころ(昭和13年ごろ)の作品かと思っていたのですが、こんなに早い時期に出ていたのですね。しかも会員集でなく、一般投句欄に。白文地に好評をもらっています(白文地が採ってなかったら俳句史に残らなかったかも?)。

波止影夫「俳句の定型問題に就いて」は、自由律俳句の側からの「俳句」の定義が紹介されていて面白かったです。

東京三の「新興俳句は今どういふ時期にゐるか」。「ヒューマニズム」という思想の俳句化を、どうすれば実現できるか? そのために形式の問題や、題材の問題、客観性と主観性の問題、などを実践のなかで考えていきたい、という。「俳句化」という言葉いいですね。実感としてよくわかります。

米田さん発表の満州句の比較資料、興味深く読みました。


暑くなってきましたが、みなさんお元気でお過ごしくださいね。







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